デッキ紹介『パルン、ニヴ=ミゼット』
EDH、楽しいーーーーー!!!!!
いやー、楽しすぎますねEDH!
どのくらい楽しいかと言うと、今年の3月に初めてデッキ作ったはずなのに、8月末にはデッキが4つに増えてるくらいには楽しい!
僕はEDHを、
「お前がこれからプレイするゲームは性癖暴露大乱闘スマッシュブラザーズだ、秒で負けてもジェネラルを公開した時点からお前の性癖は晒されているので優勝だ、気楽にやるんだな。(曲解あり)」
と教えられた人から教わった(ややこしい)ので、性癖とまでは言わずとも、趣味嗜好や愛が多分に詰まったデッキを作ることに重きを置くEDHプレイヤーとなりました。
勝つことを1番の目的にEDHをしているのではないので、強い構築が知りたかった方はごめんなさい。
誤解して欲しくないのは、とことん勝ちを目指すEDHの楽しみ方を否定するわけでも、そういう人とEDHしたくないわけでもありません。あくまで「僕はこういう楽しみ方をしていますよ」というだけの話です。
もちろん僕も、対戦が始まったら勝ちを狙いにいきますし。
単純に、自分の趣味嗜好や想いをデッキにこれでもかと詰め込むのが、楽しいだけなのです。
ですが、肝心のその趣味嗜好や愛を細部まで説明する場が無い!なんでこのカードを採用したかとか、フレーバー的要素とかを語らせてくれ!(仲良い人相手なら対戦中もできなくはないけど、使ったカードについてだけだし、さらっとになってしまう)
そんな欲求の発露として、このブログを書くに至ります。
僕の趣味嗜好に興味のある方は是非、読んでいってください。
推し語りなので、長文になること請け合いですが。
『ジェネラルについて』
まず、ジェネラルはタイトルの通り『パルン、ニヴ=ミゼット』です。
どうしてこのジェネラルを選んだかというと、強さとか見た目ももちろん判断材料ではあったのですが、1番は「僕がMTGで初めて出会ったレアカード」だったからなんです。
僕がMTGを始めたのはラヴニカの献身が最新弾の時期だったんですが、その頃に友達を通じてドラフト会に呼ばれて遊び、MTGの楽しさにハマった僕はその場でラヴニカのギルドと献身のパックを買いました。
その時にまず開けたギルドのパックから出たのが『パルン、ニヴ=ミゼット』(長いので以下、ニヴ様とします)でした。
ドラゴンは好きなのでテンションが上がりましたが、プレイヤーの友達に聞くと「強いけど重い」との評価で、確かにスタンダードではフィニッシャーとしてコントロール寄りのデッキでは採用がありました。
しかし、まだ駆け出しだった僕はコントロールデッキを組むほど資金を注ぎ込む覚悟はなく、結局安価なデッキでスタンダードに参戦しました。(スタンの大会でニヴ様を出された時はその強さに驚き、悔しくて羨ましかったのを覚えています)
その時は使うことができなかったですが、初めて出会ったレアカード。EDHで初めてのデッキのジェネラルにはぴったりだと思い決めました。
EDHは禁止カードがほぼ無いので「あの頃好きだったカード」を使えるのも良いところですよね。
画像で気づいた方もいるかも知れませんが、僕が統率者として使っているニヴ様はプロモFoilです(当時あてた方も一緒にローダーに入れてます)。
プレインズウォーカーマークは界隈ではあまり人気ではないようです。かくいう僕も他のカードはわざわざプロモ版を買うことはないですが、ニヴ様はわざわざプロモ版を探しました。
だってニヴ様ですよ?プレインズウォーカーに覚醒してないことの方が不思議なくらいの力と知恵と知識がある天才ドラゴンですよ?
つまりプロモ版は、ニヴ様を慕う僕からの「あなたはプレインズウォーカーに匹敵するほどの存在です」という畏敬の念の現れという感じです(僕がニヴ様を認めるというのも傲慢ですが笑)。
『ゲームプラン』
さて、そんなん知るか的な長い思い出話に、読者がふるいにかけられたところで、そろそろデッキの中身の話をしましょう笑
まずはこのデッキのメインのゲームプランについて説明するにあたって、ニヴ様のとある特徴を説明しなければなりません。
ニヴ様って「自分が大好き」なんですよ。
イゼット団も、ニヴ様が作った合金のミジウムも自分の名前をもじって名付けてますし、イゼット団のシンボルなんてもろニヴ様ですよ。
さらには、ニヴ様の本拠地には、全面鏡貼りの部屋まであるとか…笑
そんな「自分大好き」なニヴ様のデッキなので鏡の如く「ニヴ様を増やすこと」をメインのプランに据えました。
きっとニヴ様もこのくらいの事を思っているでしょう。(個人の見解です)
それを叶えるカードがこれら。
ニヴ様はもちろん伝説のクリーチャーなので、その伝説ルールをかい潜るコピーの作り方がこれらなのです。
ニヴ様が2体に増えると、1つのインスタントかソーサリーに対して2枚ドロー4点ダメージ、3体だと3枚ドロー9点ダメージと、とんでもないことになっていきます。
さらに、コピーではないですがこのカードも採用。
火想者ニヴ=ミゼットと竜英傑ニヴ=ミゼット!
いつか、パルンのニヴ様を含めた3体を盤面に並べてみたいものです…!(2体は何回かあるのですが、3体は未だ為し得てない…!)
そんな、ニヴ様の性格に由来した「ニヴ様マシマシ」によって、盤面を制圧しハンドを潤沢にすることが、このデッキのゲームメイクプランになります。
『好きなシナジー』
ニヴ様が居ると強いのが打ち消しです。本来EDHでの打ち消しは1人の足止めしかできないので少し損な印象ですが、ニヴ様が居ると手札が減らない!
このカードならニヴ様が2体いれば、マナがある限り打ち消し放題!
マナを生む手段としては、ニヴ様の特徴の1つでもある赤3青3というきつい色拘束を逆に利用するプランを取っています。そう、「信心」です。
ニヴ様はもちろんのこと、マナコストはコピー可能な値なのでコピーしたニヴ様も信心を生み出します。
ニヴ様を増やすことで増えていく信心…それはもはや僕の「ニヴ様への信心」といっても過言ではない…!そんなフレーバーを込めています笑
ニヴ様以外にも、
ガドウィックやサヒーリなど、信心を稼ぐカードを採用しています。
ガドウィックはドローとタッパー、サヒーリは壁となるトークン生成と二クスの水蓮などのコピーと、信心以外でも活躍してくれるカードです。
『フィニッシュプラン』
上記のようなシナジーからどんな勝ちプランを取るかと言うと、1番やりたいのは、
「ニヴ様が複数体いる状態で、ニクソスや二クスの睡蓮を複数回起動した大量のマナで大量ドローして、ニヴ様の誘発ダメージで削り切る」です。
ニクソスを使い回す方法としては、
大あわての捜索や、巻き直しなど。
二クスの睡蓮を使い回す方法としては、
多用途の鍵や、劇的な逆転、先に挙げたサヒーリなど。
ラル・ザレックなら、どちらでも使いまわせます。さすが副長!いつか奥義起動したい。
Xドローは、先に挙げたガドウィックの他に、
明日からの引き寄せと啓示の終焉があります。
しかしながら、複数体降臨したけどマナや自発ドローが少なく決めきれない時は、ニヴ様の打ち消しとクリーチャー除去による制圧力の高さから、ゲームが停滞することがままあります。
あまりその状態が長引くのも好ましくないので、ニヴ様デッキ定番のコンボカードである
好奇心と知恵の蛇の眼も採用しています。
しかし本命は「ニヴ様のナルシストを体現したニヴ様だらけの盤面に、ニヴ様への信心を捧げ、ニヴ様の力で薙ぎ倒す」に尽きます!
『こんなカードも採用してます』
最後に、めっちゃ強いわけじゃ無いけどこんなカードも入れてるよ的なのをご紹介します。
火想者の器。ニヴ様のご尊顔。ネタっぽいみための割に4マナで赤青1マナずつ出してくれるので全然アリ。多用途の鍵ともギリシナジーあり。
イゼットのギルド門。完全にフレーバー要素採用。ニヴ様のデッキなんだからあってなんら不思議はない。
ギルド門の中だとこのアートがダントツで好き。これのプレマ欲しいけど無い(多分)。
基本土地。ギルドキット:イゼットに収録された基本土地で、エキスパンションマークがギルドシンボルになっている最高の代物。
EDHを教えてくれた友人が誕生日プレゼントとして、この島をくれて存在を知り(ジェネラルの思い出で話した通り僕はMTG歴は浅いので全然知らなかった)、すぐに山も揃えた。
この土地から出た色マナならニヴ様もさぞご機嫌で降臨するであろう。
夢次元の芸術家。ストレージで見つけて青なのにランパン!?と驚き採用。カードは捨てるがニヴ様は後でいくらでもドローできるし、カッコいい基本土地の山と島を両方出してドヤれる。しかもアンタップインなのも偉い。
発明の領事、パディーム。ニヴ様は色マナの加速にアーティファクトを頼るのもあるし、すね当てや多勢の兜や二クスの睡蓮も守れる。ドロー能力忘れがち。汚損破超過はやだ汚損破超過はやだ汚損破超過はやだ…!
『あとがき』
いやー、書いた書いた。
もろもろ、長過ぎて詳しくは人に話せなかったので、満足です。
おそらく他の人のニヴ様デッキとは全然違うでしょうし、勝利への最適解とはかけ離れているでしょうが、いいんです。
僕なりにニヴ様の「色」をデッキで再現して、僕の個人的な想いも込めたものが「僕のデッキ」なのです。
みなさんは、自分のデッキにどんな趣味嗜好を忍ばせているのでしょうか?それを知るのが楽しくて、EDHをしている部分もあります。
このブログが誰かにとって、性癖を曝け出す勇気の後押しになれば幸いです笑